恐れる事なかれ

首無しライダー

首無しライダーは元々は人間であり、誘拐犯か何者かが木にピアノ線を仕掛けたことにより、首が跳ね飛んでしまいその時の怨念により犯人を探しながら彷徨い続けているという。

首無しライダーの特徴として見たものを不幸にするというが、正確には【通り過ぎたもの】を不幸にするというものである。また首無しライダーは自分の首を探しており、首を晒している人を見ると自分の首じゃないかと思い、刈り取ろうとしてくるのだ。

聞く限り哀れなものではあるが、怪異であることは変わりないだろう。不幸を撒き散らされることがなくなったことを安堵しよう。

2022/10/16